細胞間脂質(読み)さいぼうかんししつ(その他表記)intercellular lipid

知恵蔵mini 「細胞間脂質」の解説

細胞間脂質

皮膚の最上層に位置する角質層にある角質細胞の間に存在する脂質のこと。角質細胞間脂質。セラミド遊離脂肪酸コレステロールコレステロールエステルからなり、細胞同士を結びつけ、外部刺激の侵入阻止や体内の水分の過剰な蒸発を防ぐ角層のバリア機能一端を担う。また、細胞間脂質自体が保湿機能をもっており、肌荒れや乾燥肌などに関して重要視される要素となっている。2016年1月には株式会社資生堂が、スギ花粉に含まれる抗原タンパク質が細胞間脂質量を低下させることなどを発表した。

(2016-3-24)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む