紳に書す(読み)シンニショス

デジタル大辞泉 「紳に書す」の意味・読み・例文・類語

しんしょ

忘れないように末端に書いておく。転じて、よく覚えておき、常に手本とする。

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精選版 日本国語大辞典 「紳に書す」の意味・読み・例文・類語

しん【紳】 に 書(しょ)

  1. 高貴な人が、備忘のために、紳の末端に書きつけておく。転じて、忘れないでよく覚えておき、いつも手本として参考にする。
    1. [初出の実例]「龍子雖少、能解雨、斯言不虚、左右書紳、入瓶小師、于今見矣」(出典性霊集‐二(835頃)大唐神都青龍寺故三朝国師碑)
    2. 「絜矩の道を紳(シン)に書してゐた抽斎をさへ」(出典:渋江抽斎(1916)〈森鴎外〉二八)
    3. [その他の文献]〔論語‐衛霊公〕

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