終しか(読み)ツイシカ

デジタル大辞泉 「終しか」の意味・読み・例文・類語

つい‐しか〔つひ‐〕【終しか】

[副]いまだかつて。ついぞ。たえて。
「―お出入り申さねば、どなた様がどなたやら」〈浄・女腹切

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精選版 日本国語大辞典 「終しか」の意味・読み・例文・類語

つい‐しかつひ‥【終しか・遂しか】

  1. 〘 副詞 〙 ( 名詞「つい(終)」に助詞「し」「か」がついてできたもの ) =ついに(終━)〔かた言(1650)〕
    1. [初出の実例]「先度は御状を下されたれども、ついしか返事も仕(つかまつ)らひで」(出典歌謡・松の葉(1703)三・ころく)
    2. 「お寺さまはつひしか勧化事をさしったことがねへから」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二)

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