ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「経済政策のタイムラグ」の意味・わかりやすい解説 経済政策のタイムラグけいざいせいさくのタイムラグ 経済政策の必要性が認識されてから,政策が実行に移されるまでに要する時間的な遅れのこと。政策の必要性が認識されるまでのラグ (認知のラグ) ,必要性に応じた政策が決定されるまでのラグ (決定のラグ) ,決定された政策が実行に移されるまでのラグ (実施のラグ) の3つに分かれる。これらのタイムラグが長いほど経済の混乱は深刻化することになる。一般に,財政政策は金融政策に比べてラグが長いといわれているが,これは前者が予算措置を伴うために,国会などの審議により決定のラグが長くなることによる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by