結ねる(読み)かたねる

精選版 日本国語大辞典 「結ねる」の意味・読み・例文・類語

かた・ねる【結】

  1. 〘 他動詞 ナ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]かた・ぬ 〘 他動詞 ナ行下二段活用 〙
  2. 集めてひとまとめにする。むすぶ。しばる。
    1. [初出の実例]「大君の 任(まけ)のまにまに 執り持ちて 仕ふる国の 年の内の 事可多禰(カタネ)もち」(出典万葉集(8C後)一八・四一一六)
    2. [その他の文献]〔和訓栞(1777‐1862)〕
  3. 公家有職で、結政(かたなし)を行なう場合の作法の一つ。政にあずかるべき申文(もうしぶみ)を開き、その要旨を読み上げる。
    1. [初出の実例]「今日須申文之由、結申」(出典:左経記‐万寿二年(1025)一二月一〇日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android