結晶模型(読み)けっしょうもけい(その他表記)model of crystal structure

日本大百科全書(ニッポニカ) 「結晶模型」の意味・わかりやすい解説

結晶模型
けっしょうもけい
model of crystal structure

むしろ結晶構造模型とよぶのが正しいが、分子模型と同じような意味で結晶模型という用語が使われている。結晶構造を三次元的に組み立てて視覚的理解を助ける模型。分子模型と共通点が多く、合成樹脂、金属、木材などで原子を球あるいは多面体、格子軸や結合軸を棒として、互いに連結しながら組み立てる。さまざまな模型があるが、一長一短がある。分子模型との大きな差は、結晶の格子軸と原子間の結合軸とが一致していないところにあり、結合模型とはならないこともある点に注意すべきである。最近はコンピュータで作図された立体透視図も多用されている。

 結晶中での化学結合を分子間力結合、イオン結合、共有結合、金属結合のいずれかであると仮定する結合概念のモデルを結晶結合モデルということがある。

[岩本振武]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む