コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

分子模型 ブンシモケイ

3件 の用語解説(分子模型の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ぶんし‐もけい【分子模型】

分子の立体的な構造を球や棒などを用いて表すもの。

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

分子模型
ぶんしもけい
molecular model

原子の幾何学的配列から推定される分子構造が本来の分子模型で、メタン分子の正四面体型構造や、ベンゼンにおける炭素原子六員環構造などがそれに相当する。しかし、分子構造解析の技法が進歩した現在では、球や棒などを用いて立体的に組み立てられる模型をさすのが普通である。研究者が木、紙、プラスチックなどで自作するものもあり、セットあるいはキットとして市販されているものもある。市販品のなかでHGS模型は、結合の方向に穴をもつ多面体あるいは球を原子とし、プラスチックの棒を結合とするもので、結合角、結合距離を理解するのに適している。ドライディング模型は、結合の方向に継手(つぎて)をもつジョイントで原子、金属棒で結合、適当な部品でベンゼン環などの構造を表すもので、これも距離や角度の理解に適する。スチュアート模型は、原子をファン・デル・ワールス半径の球あるいは部分球とし、凹凸の結合部あるいは結合部材で連結するもので、分子の大きさ、形、立体障害の理解に適する。
 コンピュータの利用によって紙面あるいはスクリーン上に分子あるいは結晶構造の二、三次元的画像を描出する方法は、既知の構造を理解するだけでなく、新しい分子の設計合成の手段としても利用される。[岩本振武]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

エンゲルの法則

家計の総消費支出に占める飲食費の割合 (エンゲル係数 Engel coefficientと呼ぶ) は,所得水準が高く,したがって総消費支出が大きいほど低下するというもの。エンゲル係数は国民の消費生活面...

続きを読む

コトバンク for iPhone

分子模型の関連情報