家庭医学館 「絨毛性疾患の種類」の解説
じゅうもうせいしっかんのしゅるい【絨毛性疾患の種類】
■胞状奇胎(ほうじょうきたい)(「胞状奇胎」)
絨毛細胞が袋のようにふくらんでくる(嚢胞化(のうほうか))病気で、全奇胎と部分奇胎があります。
■侵入奇胎(しんにゅうきたい)
胞状奇胎が、子宮の筋層内(きんそうない)に侵入してくるもので、肺などに転移することもあります。
■絨毛(じゅうもう)がん(「絨毛がん」)
絨毛細胞ががん化するもので、胞状奇胎からおこることが多いものです。
■存続絨毛症(そんぞくじゅうもうしょう)
侵入奇胎や絨毛がんらしい症状や検査成績がみられるのに、組織を採取できなかったり、かりにできたとしても、所見の不明確なものをいいます。
胞状奇胎(「胞状奇胎」)か絨毛がん(「絨毛がん」)に準じて治療します。