統営(読み)とうえい

百科事典マイペディア 「統営」の意味・わかりやすい解説

統営【とうえい】

韓国,慶尚南道の南端,固城半島の先端にある港湾都市。1955年忠武に改称されたが,1997年旧称に復帰。忠武湾を隔てて東に巨済島閑麗水道をおいて南東閑山島などと対し,水運の便がよく,釜山,馬山,麗水などに漁獲物を搬出する。造船・皮革工場があり,螺鈿(らでん)漆器特産。李朝の水軍根拠地で,文禄・慶長の役の古戦場。当時,日本の水軍を打ち破った将軍李舜臣にちなむ史跡が多い。12万2000人(2005)。

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世界大百科事典(旧版)内の統営の言及

【忠武】より

…韓国,慶尚南道南部海岸の都市で,1997年旧名の統営に改称。人口14万2759(1995)。…

※「統営」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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