…この挿絵は浮世絵師によって手がけられた。明治に入ると草双紙の雰囲気と性格は,1875年歌川国芳門下の落合芳幾(よしいく)(1833?‐1904)が描く《平仮名絵入新聞》に始まる,庶民向けの絵入り新聞に受け継がれた。芳幾はじめ《団々珍聞》の小林清親,《郵便報知新聞》の月岡芳年らは浮世絵師の流れをくみ,これら絵入り新聞は草双紙と同じく,絵が主,文が従の趣があった。…
※「絵入り新聞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...