絵雲(読み)えくも

精選版 日本国語大辞典 「絵雲」の意味・読み・例文・類語

え‐くもヱ‥【絵雲】

  1. 〘 名詞 〙 絵または模様に、金銀泥または絵の具などで州浜(すはま)形の雲の像をつくったもの。また、雲のたなびいた模様を描いたもの。「源氏物語」の絵に多く源氏雲ともいう。
    1. [初出の実例]「屋根なきは源氏の絵雲鶉籠〈青峨〉」(出典:俳諧・温故集(1748)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android