源氏雲(読み)ゲンジグモ

デジタル大辞泉 「源氏雲」の意味・読み・例文・類語

げんじ‐ぐも【源氏雲】

州浜すはま金箔を押したり、刺繍ししゅうしたりして描いた雲形文様源氏絵によくみられるところからいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「源氏雲」の意味・読み・例文・類語

げんじ‐ぐも【源氏雲】

〘名〙 (源氏絵に多く見られるところからいう) 洲浜(すはま)状に、金箔(きんぱく)を押したり刺繍(ししゅう)をしたりして、雲がたなびいている模様を描いたもの。また、その模様の雲。画面の区切りや装飾的効果、また遠近表現などとして描かれる。絵雲
浄瑠璃傾城反魂香(1708頃)中「二つ重の白むく白茶宇に縫紋もみうらに源氏雲の裾ぐくみ」

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