絹漉(読み)きぬごし

精選版 日本国語大辞典 「絹漉」の意味・読み・例文・類語

きぬ‐ごし【絹漉】

〘名〙
① (━する) 絹ぶるい、または絹で物を細かくこすこと。また、そのこした物。
浮世草子・俗つれづれ(1695)五「門口より高尾さまお帰りといへば、行水役人は絹越(キヌコシ)の湯をはこぶ」
② 「きぬごしどうふ(絹漉豆腐)」の略。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕
③ (絹ごし豆腐のようにきめ細かくもれる意) コンドームを用いたのに、できた子どもをいう。大正昭和に発生流行した語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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