継上下(読み)ツギガミシモ

デジタル大辞泉 「継上下」の意味・読み・例文・類語

つぎ‐がみしも【継(ぎ)上下/継ぎ×裃】

肩衣かたぎぬはかまの地質・色合いが異なる上下江戸時代武士略儀公服元文(1736~1741)末ごろから平日登城にも着用

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精選版 日本国語大辞典 「継上下」の意味・読み・例文・類語

つぎ‐がみしも【継上下】

  1. 〘 名詞 〙 肩衣(かたぎぬ)と袴(はかま)それぞれ別の生地で仕立てた江戸時代の武士の略儀の公服。元文(一七三六‐四一)末頃から平日の登城にも着用した。
    1. 継上下〈江戸職人歌合〉
      継上下〈江戸職人歌合〉
    2. [初出の実例]「継上下といふ事をはじめ、麻の肩衣に裏附し袴など、心のまま著すべし」(出典:徳川実紀‐有徳院附録(1751)一七)
    3. 「のし付て・継上下で暦うり」(出典:雑俳・机の塵(1843))

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