続発性変形性関節症(読み)ぞくはつせいへんけいせいかんせつしょう(その他表記)secondary osteoarthritis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「続発性変形性関節症」の意味・わかりやすい解説

続発性変形性関節症
ぞくはつせいへんけいせいかんせつしょう
secondary osteoarthritis

変形性関節症と同様な変化が比較的若年中年に起こったものをいう。外傷,他の関節炎,先天性股 (こ) 関節脱臼などの関節疾患の後遺症で起こる。足関節やひじ関節がかかった場合は,まず続発性のものを考えるべきである。欧米人では股関節,日本人では膝 (しつ) 関節に変形性関節症が多いが,これは日本人にO脚が多く,体重が膝関節全体にかからず,内側にかかるためといわれている。特に,中年以上の肥満した人の変形性膝関節症の原因となっている。

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