綿吹貝殻虫(読み)ワタフキカイガラムシ

デジタル大辞泉 「綿吹貝殻虫」の意味・読み・例文・類語

わたふき‐かいがらむし〔‐かひがらむし〕【綿吹貝殻虫】

半翅はんし目ワタフキカイガラムシ科の昆虫。雌は無翅で、約5ミリの楕円形をし、背面が黄白色のろう物質で厚く覆われる。多く樹木に寄生し、特にミカン類の害虫オーストラリア原産で、日本には明治後期に侵入天敵は同原産のベダリヤテントウ。イセリヤかいがらむし。

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精選版 日本国語大辞典 「綿吹貝殻虫」の意味・読み・例文・類語

わたふき‐かいがらむし‥かひがらむし【綿吹貝殻虫】

  1. 〘 名詞 〙 ワタフキカイガラムシ科の昆虫。体長約五ミリメートル。雌の成虫は楕円形で暗橙黄色をし、背は隆起して黄白色の蝋物質でおおわれる。卵嚢は四~八ミリメートル。明治の頃、オーストラリアから日本にはいって来た。ミカン類につく害虫。

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