綿虫(読み)ワタムシ

デジタル大辞泉 「綿虫」の意味・読み・例文・類語

わた‐むし【綿虫】

半翅はんし目ワタアブラムシ科の昆虫うちはねがあり、白色ろう物質を分泌するものの総称。体は小さく、綿くずが飛んでいるように見える。リンゴワタムシヌルデノミミフシなど。ゆきむし。 冬》「―や安静時間緩やかに/波郷

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精選版 日本国語大辞典 「綿虫」の意味・読み・例文・類語

わた‐むし【綿虫】

  1. 〘 名詞 〙 半翅目アブラムシ科の昆虫のうち、翅(はね)があって体から白色の蝋物質を分泌するものの総称。飛ぶときに綿屑のように見えるところからこの名がある。リンゴワタムシなど。ゆきむし。《 季語・冬 》 〔日本昆虫学(1898)〕
    1. [初出の実例]「綿虫やむらさき澄める仔牛の眼」(出典:帰心(1954)〈水原秋桜子〉昭和二七年)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「綿虫」の解説

綿虫 (ワタムシ)

動物。アブラムシ上科の昆虫

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