総合口座(読み)ソウゴウコウザ

デジタル大辞泉 「総合口座」の意味・読み・例文・類語

そうごう‐こうざ〔ソウガフ‐〕【総合口座】

普通預金定期預金とを1冊の通帳にまとめ、普通預金残高が不足した場合には定期預金を担保として自動的に借り入れができる仕組みの口座

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「総合口座」の意味・読み・例文・類語

そうごう‐こうざソウガフ‥【総合口座】

  1. 〘 名詞 〙 普通預金と定期預金とを一冊の通帳にまとめ、普通預金の残高が不足した場合は定期預金を担保として自動的に借り入れができる仕組みになっている口座。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「総合口座」の意味・わかりやすい解説

総合口座
そうごうこうざ

普通預金・定期預金取引,口座振替,定期預金担保による貸越取引が記帳される口座であって,この口座によって行われる取引を総称して総合口座取引という。この口座に入金される預金は普通預金であり,その残高が支払請求額あるいは口座振替制による公共料金の振替支払額などに不足するときは,預け入れられている定期預金を担保として不足相当額の貸付を自動的に行なって普通預金に入金し,所要の普通預金支払額を満たして支払いがなされ,口座残高は貸越に変わる。この口座残高が貸越残高のときに,さらに普通預金の支払請求などがあるとその都度貸付を実行して (貸越残高は増加する) 普通預金に入金し,支払額にあてられる (この貸越は担保となる定期預金の一定額までを限度として実行される) 。 1972年8月から都市銀行 13行が一斉に取扱いを開始し,以後各金融機関にも広まった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

知恵蔵 「総合口座」の解説

総合口座

普通預金単独ではなく、定期性預金などとセットで設定できる預金口座。普通預金のみの利用でも口座の開設は可能。定期性預金残高を担保に、普通預金の残高を超えた融資を自動的に受けることも可能。ポイント制度を設定するなどして、利用状況に応じてサービス内容を優遇することも多い。

(重川純子 埼玉大学助教授 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

世界大百科事典(旧版)内の総合口座の言及

【普通預金】より

…払出しは上記のほかに,オンライン提携のある銀行間では,他行の機械でも可能となっている。この普通預金と定期預金を1冊の通帳にセットし,定期預金を担保に普通預金の残高がなくても自動的に融資(払出し)が受けられるのが総合口座で,現在では,個人の場合は,その利便性から,この総合口座にセットされている普通預金を利用することが多い。【隆琦 俊治】。…

※「総合口座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android