総合目録(読み)そうごうもくろく(その他表記)union catalog

翻訳|union catalog

図書館情報学用語辞典 第5版 「総合目録」の解説

総合目録

複数の図書館あるいはコレクションに収蔵されている資料の書誌データを,一つの体系のもとに編成,排列し,所在を示した目録.所在は,通常は所在記号で示される.目録を作成するために協力した館種,地域,また収録対象となった資料(図書,逐次刊行物など)や主題などによって類別される.日本では,大学図書館を中心として約900機関(2000年)が参加していた『学術雑誌総合目録』(1953-2001)が代表例である.また国立情報学研究所の目録所在情報サービスを通じて作成されたCiNii BooksやOCLCのWorldCatは電子的な形態の総合目録の例である.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

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