デジタル大辞泉 「OCLC」の意味・読み・例文・類語 オー‐シー‐エル‐シー【OCLC】[Online Computer Library Center] 《Online Computer Library Center》世界最大規模の書誌ユーティリティー。1967年に米国オハイオ州の大学図書館を中心に設立され、のちに世界各国7万館以上の図書館が連携する国際的な非営利組織となった。図書検索データベースのワールドキャットを運営。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
図書館情報学用語辞典 第5版 「OCLC」の解説 OCLC 代表的な書誌ユーティリティで,米国オハイオ州ダブリンに本部をおく非営利会員組織である.理事会,グローバル評議会,3つの地域評議会の運営体制をとる.1967年に同州内の大学図書館が共同で創設したOhio College Library Centerとして発足し,1981年OCLC Online Computer Library Center, Inc.,2017年OCLC, Inc.と改称した.初代所長キルゴー(Frederick Gridley Kilgour 1914-2006)が分担目録システムを始め基礎を築いた.1971年54機関80端末で始まったオンライン分担目録作業は,2000年代前半から米国外の機関も参加できるようになり,123か国・地域の17,983機関が参加している(2019年現在).WorldCat上の書誌レコード数は4億5,000万件を超える.日本では1986(昭和61)年にサービスを開始した.ほかに図書館サービス・プラットフォームの提供,クラウドを用いた相互貸借システムの運用,リンクトデータを活用したアプリケーション開発,ウェブ版のデューイ十進分類法WebDeweyの更新・提供など,図書館向けの多様なサービスを展開し,研究開発も積極的に推進している.[参照項目] 書誌ユーティリティ | デューイ十進分類法 | 分担目録作業 出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報