総合設計制度(読み)そうごうせっけいせいど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

個別建築物に対する規制緩和を行なう建築基準法による制度。一定以上の敷地において容積率の割増しや斜線制限,絶対高度を緩和することで土地の有効利用を推進し,その代わりに敷地内に日常一般に開放された空地 (公開空地) を確保させる。住宅供給を目的とする市街地住宅総合設計制度は,一般的な総合設計制度よりも容積率の割増しができ,建築物の延べ床面積の1/4以上を住宅の用途にする場合適用される。特定行政庁が行なう建築許可であり,特定行政庁によって基準が違う場合がある。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

建築基準法に基づき、市街地の環境改善を図る目的で設けられている制度。だれでも通行できる歩道空き地を敷地内に一定割合以上設けると、その度合いに応じて、敷地面積に対する延べ床面積の割合である容積率を増やすことができたり、高さ制限が緩和されたりする。マンションは原則として敷地面積500平方メートル以上が対象で、場所の用途地域などで異なるものの、6メートルか8メートル以上の道路に面していることが適用の条件。ただし、近くの建物や道路の日当たり、風通し支障をきたさないように、建物の高さや形にはさまざまな規制があり、高さは建物の場所によっても都市計画などで上限が定められる場合がある。容積率が緩和されてもこうした規制との兼ね合いが問題になる。

(2006-03-04 朝日新聞 夕刊 1社会)

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大辞林 第三版の解説

敷地内に公開空地を設置するなど、市街地の環境整備に貢献する良好な建築計画に対して、容積率などの制限を超えた設計を許可する制度。

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