精選版 日本国語大辞典 「総名」の意味・読み・例文・類語 そう‐みょう‥ミャウ【総名・惣名】 〘 名詞 〙① 同種、同類、または、近接する事物を一つにまとめて呼ぶ名称。総称。[初出の実例]「北杣者惣名也、此内処々皆有二別称一。所謂玉滝・湯船・鞆田・内保等是也」(出典:東大寺文書‐建久四年(1193)六月日・東大寺三綱等陳状)「此所蘆の茂りたる(ぬま)なりけるを〈略〉色町を造りぬかるかゆへに惣名(ソフミャウ)をよしはらとはいへり」(出典:浮世草子・新吉原常々草(1689)序)[その他の文献]〔春秋左伝注‐襄公二四年〕〔慧琳音義‐三五〕② 全部の名田。名田の全域。[初出の実例]「拝領之処、親家押領之由訴レ之。親家亦、惟重知行分者全不レ可レ亘二惣名一。親家知行来之旨陳レ之」(出典:吾妻鏡‐延応元年(1239)五月二日) すべ‐な【総名】 〘 名詞 〙 ひとかたまりのものを一つに総括していう名称。総称。そうみょう。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例