線縷(読み)せんる

精選版 日本国語大辞典 「線縷」の意味・読み・例文・類語

せん‐る【線縷】

〘名〙 (「線」「縷」はともに糸筋の意) いとすじ。いと。せんろう
※松井本太平記(14C後)二〇「豈其門錯一線縷(せんル)乎」 〔杜甫‐龍門閣詩〕

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普及版 字通 「線縷」の読み・字形・画数・意味

【線縷】せんる

糸。ぬい糸。唐・白居易〕詩 針頭も解かず、愁眉の結べるを 線縷も(うが)ちし、臉(るいれん)(涙眼)の珠

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