愁眉(読み)シュウビ

デジタル大辞泉 「愁眉」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐び〔シウ‐〕【愁眉】

心配のためにしかめるまゆ。心配そうな顔つき。
[類語]眉毛眉根柳眉峨眉

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精選版 日本国語大辞典 「愁眉」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐びシウ‥【愁眉】

  1. 〘 名詞 〙 心中の悲しみや心配が表われた、しかめたまゆ。悲しみや心配のありそうな顔つき。
    1. [初出の実例]「女則為愁眉啼、粧折腰歩齲歯咲」(出典傀儡子記(1087‐1111頃))
    2. 「縦ひ酔へる面の、桃競ふこと無くとも暫く愁眉の柳与開くること有り〈慶滋保胤〉」(出典:新撰朗詠集(12C前)下)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐五行志〕

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普及版 字通 「愁眉」の読み・字形・画数・意味

【愁眉】しゆう(しう)び

愁い顔の眉。〔後漢書五行志一〕桓の元嘉中、京女、愁眉・粧~齲齒(くし)笑を作(な)す。謂(いはゆる)愁眉なるは、細くして曲折す。

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