線香場(読み)せんこうば

精選版 日本国語大辞典 「線香場」の意味・読み・例文・類語

せんこう‐ばセンカウ‥【線香場】

  1. 〘 名詞 〙 芸娼妓置屋で、揚代(あげだい)を計算するために線香を立てる台。また、その台の置いてある場所。ふつう、帳場台所に置いた。せんこば。
    1. [初出の実例]「だい所にせんかう場あり」(出典:洒落本・睟のすじ書(1794)百目つかひ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android