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置屋 オキヤ

デジタル大辞泉の解説

おき‐や【置屋】

芸者や遊女を抱えている家。料亭・待合・茶屋などの客の求めに応じて芸者や遊女を差し向ける。

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百科事典マイペディアの解説

置屋【おきや】

遊女芸妓をかかえ置き,自家に客を迎えない家。遊女と遊興する揚屋(あげや)に対する呼び名で,主として京坂で使われた。明治以降この置屋はすたれたが,芸妓を茶屋へ出す芸妓置屋を置屋と略していうようになった。

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世界大百科事典 第2版の解説

おきや【置屋】

遊女,芸者などを抱え,あるいは居住させる業態の家。遊郭における揚屋(あげや)に対し,遊女を送り込む側を置屋と称したものであろう。女郎屋を〈おきや〉と呼んだ古い例として《瓢金窟》(1747)が挙げられるが,同じ性格であるため芸者屋も置屋と呼ぶことがあった。正確には女郎置屋や芸者置屋であるが,俗語としては単に置屋で通用した。置屋は遊女や芸者を居住させるだけで,客をあげて遊興させないことが原則であり,この意味で吉原の女郎屋には置屋の別称は生じなかった。

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大辞林 第三版の解説

おきや【置屋】

芸者や遊女などを抱えていて、求めに応じて茶屋・料亭などに差し向けることを業とする店。 → 揚屋あげや

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

置屋
おきや

遊女や芸妓(げいぎ)を抱えている家。遊女と遊興する揚屋(あげや)に対して、遊女を置いておく家という意味で、遊女屋を置家と別称するようになった。したがって、置屋へ客をあげることは違法であるが、厳密に守られたわけではない。女性を置かずに遊興の場所を提供するだけの家に対し、なんらかの形式で女性を置く家を置屋とよんでいた。明治維新後の遊廓(ゆうかく)制度では遊女屋を貸座敷と公称したが、俗称としては置屋も使われていた。しかし、芸者屋、子供屋とよばれていたものを芸妓置屋と改めたので、置屋はその略称として使用されることが多い。関西では芸妓の住居を家形(やかた)と俗称したが、土地によっては置屋と混同している。[原島陽一]

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世界大百科事典内の置屋の言及

【芸者】より

…江戸時代に線香1本の燃える時間を単位とし,これを○印で記帳したなごりで,今はこれを時間に換算して用いている(例えば1本を40分または60分などと定める)。芸者は,少数の自前芸者,看板借りのほかは芸者屋(置屋)に前借金を負い,金額,年期により,丸抱え,七三,叩分け(たたきわけ),逆七などと収入の配分比率を契約した一種の身売が多かった。1947年以後は公安委員会の監督下におかれ,前借金による身売の禁止とともに,芸者屋に住み込む必要がなくなり,通勤の芸者も現れた。…

※「置屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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