締固め機械(読み)しめかためきかい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「締固め機械」の意味・わかりやすい解説

締固め機械
しめかためきかい

土木工事において土やアスファルト混合物などを締め固め、材料の支持力を高めるために使用される機械。道路、鉄道堰堤(えんてい)、堤防、空港、運動場、敷地造成などの土工事や舗装工事などに用いられる。締固め方法によって、静的圧力重量)によるものと動的圧力(振動・衝撃力)によるものとに大別される。代表的なものに、ロードローラー自重による転圧)、タイヤローラー(自重による転圧)、振動ローラー(振動と自重)、振動コンパクター(振動)、ランマー(衝撃)などがある。これら締固め専用機械のほかに、ブルドーザーなどの重土工機械も利用される。

河野 彰・清水 仁・鴫谷 孝]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の締固め機械の言及

【建設機械】より

…被牽引式のものと自走式のもの(モーターグレーダー)とがある。
【締固め機械】
ロードローラーroad roller主として道路建設において,鉄輪のローラーによって土砂,れきなどの路盤材料やアスファルト舗装材料を締め固める自走式機械。重量は10t前後のものが多い。…

※「締固め機械」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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