(読み)メン

デジタル大辞泉 「緬」の意味・読み・例文・類語

めん【緬】[漢字項目]

[音]メン(呉)
はるかに遠い。「緬邈めんばく
細く長い糸。「緬羊
ミャンマービルマ。「泰緬鉄道
難読縮緬ちりめん緬甸めんでん緬甸ビルマ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「緬」の読み・字形・画数・意味


15画

[字音] メン・ベン
[字訓] ほそいと・はるか・とおい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は面(めん)。〔説文〕十三上に「(ほそ)き絲なり」(段注本)とあり、〔広雅、釈詁二〕に「緜(めん)は小なり」とみえ、緬・緜は声義の近い語である。〔国語、楚語上〕に「緬然として領(くび)を引(なが)くして南す」とあり、緬想・緬のように用いる。

[訓義]
1. ほそいと、ほそくながい。
2. はるか、とおい。
3. おもう、おもいつづける。

[古辞書の訓]
名義抄〕緬 ハルカニ・ホソイト・アフ・ハツカニ・ホノカニ 〔字鏡集〕緬 ホソシ・ホノカニ・ホソキイト・ハツカニ・マサニ・トホシ・カルシ・ハルカニ・オモフ

[語系]
緬・綿(緜)・棉mianは同声。曼・miuan、漫muanは声近く、漫漫とうちつづく意がある。

[熟語]
緬焉緬憶緬懐緬隔緬思緬絶・緬然・緬想緬匿・緬緬渺・緬緬緬
[下接語]
緬・遐緬・懐緬・崇緬・想緬・超緬・冥緬・悠緬

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「緬」の解説


めん

中国元朝が用いたビルマの呼称。明代以降は緬甸 (めんでん) といい,日本でも使われた。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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