練貫・練緯(読み)ねりぬき

精選版 日本国語大辞典 「練貫・練緯」の意味・読み・例文・類語

ねり‐ぬき【練貫・練緯】

[1] 〘名〙
生糸を経(たて)とし、練糸を緯(ぬき)として織った絹。練貫織り。
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「一つには色々の織物、ひとつには白き綾、一つにはねりぬき、一つには練り繰りたるいと」
平家(13C前)九「ねりぬきに鶴ぬうたる直垂に」
蔭凉軒日録‐文正元年(1466)正月一〇日「外有一之奇物、曰築前国博多以名酒而称練緯(ネリヌキ)也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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