縁付(読み)へりつけ

精選版 日本国語大辞典 「縁付」の意味・読み・例文・類語

へり‐つけ【縁付】

  1. 〘 名詞 〙へりさし(縁刺)
    1. [初出の実例]「Feritçuqe(ヘリツケ)〈訳〉ヘリサシに同じ」(出典日葡辞書(1603‐04))

えん‐づき【縁付】

  1. 〘 名詞 〙 縁づくこと。結婚すること。嫁入り、婿入りすること。
    1. [初出の実例]「縁付(エンヅキ)はすめる十九わかをんな〈安静〉 あす団子もちぎりをく袖〈季吟〉」(出典:俳諧・紅梅千句(1655)八)

へり‐つき【縁付】

  1. 〘 名詞 〙 へりがついていること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「しほさいをまつ月の涼しさ へり付をかしの端ゐに日はおちて」(出典:俳諧・望一後千句(1652)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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