縁起の小判(読み)えんぎのこばん

精選版 日本国語大辞典 「縁起の小判」の意味・読み・例文・類語

えんぎ【縁起】 の 小判(こばん)

土や真鍮などで百両包みの小判に似せて作ったもの。江戸時代、主として茶屋商家などの客商売の家で、商売繁盛を祈って縁起棚に飾った。縁起の金(かね)
歌舞伎御国入曾我中村(1825)中幕「『そりゃこそそりゃこそ、みな似せ金』『ほんに延喜(エンギ)の小判(コバン)だ』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android