縄三寸(読み)なわさんずん

精選版 日本国語大辞典 「縄三寸」の意味・読み・例文・類語

なわ‐さんずん なは‥【縄三寸】

〘名〙 罪人などを縛るときの縄のかけ方の一つ捕縄(とりなわ)を輪にして首にかけ、さらに両手背後へまわして縛りあげ、手首首縄の間を三寸(約一〇センチメートル)ほどにしめる縛り方。三寸縄
浄瑠璃女殺油地獄(1721)下「取て引敷、なは三寸に締め上れば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「縄三寸」の意味・読み・例文・類語

なわ‐さんずん〔なは‐〕【縄三寸】

三寸縄さんずんなわ」に同じ。
「捕って引っ敷き、―に締め上ぐれば」〈浄・油地獄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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