ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「縮合酵素」の意味・わかりやすい解説 縮合酵素しゅくごうこうそcondensing enzyme アセチルコエンザイムA CH3CO-CoA とオキザロ酢酸 COOH-CH2-CO-COOH からクエン酸 COOH-CH2-COH(COOH)-CH2-COOH を生じる酵素であるクエン酸シンターゼ (クエン酸合成酵素) の通称。前2者が酵素分子上で縮合反応 (A+B→A-B) により中間体を生じ,次いでこれが加水分解を受けてクエン酸と遊離のコエンザイムA (H-CoA) となる。この酵素反応は,アセチル基を呼吸のクレブス回路 (クエン酸回路) に迎え入れる酵素として重要であり,この回路の律速段階の一つである。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by