縵面形(読み)ナメカタ

デジタル大辞泉 「縵面形」の意味・読み・例文・類語

なめ‐かた【×面形】

銭を投げて、その裏表によって物事を占うこと。また、裏か表かを言い当てる賭博
「―をして張る奴は出者なり」〈柳多留・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「縵面形」の意味・読み・例文・類語

なめ‐かた【縵面形】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 銭の裏と表。
  3. 銭を投げて、その裏表によって事の成否をうらなう占術。また、銭の裏か表かをいい当てて勝負を争う賭博。なめかたばくち
    1. [初出の実例]「岡場所はなめ形でする畳ざん」(出典:雑俳・川柳評万句合‐宝暦一二(1762)礼四)

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