繊悉(読み)せんしつ

精選版 日本国語大辞典 「繊悉」の意味・読み・例文・類語

せん‐しつ【繊悉】

  1. 〘 名詞 〙 こまごまとして詳しいこと。細かいところまで行き届いていること。
    1. [初出の実例]「智者猶日月之明繊悉畢照、是是非非無一レ当」(出典:古学先生文集(17C後頃)二・解)
    2. 「論説図解繊悉(センシツ)至らざる所なし」(出典:新聞雑誌‐一一号・明治四年(1871)八月)
    3. [その他の文献]〔文心雕龍‐総術〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「繊悉」の読み・字形・画数・意味

【繊悉】せんしつ

微細なところまでゆきとどく。〔文心雕竜、総術〕昔陸氏(機)のの賦は、號して曲(つぶ)さに盡すと爲す。然れども纖悉を汎論(はんろん)するも、實體未だ(そな)はらず。

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