繋書(読み)けいしょ

精選版 日本国語大辞典 「繋書」の意味・読み・例文・類語

けい‐しょ【繋書】

〘名〙 (中国前漢蘇武が、匈奴に捕われていた際、雁に手紙を託したという「漢書‐蘇武伝」の故事から) 手紙を結びつけること。転じて、手紙。便り。雁の使い。繋帛。
本朝無題詩(1162‐64頃)五・秋日即事〈藤原通憲〉「々暗蝉樅磬韻、々秋雁繋書音」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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