繋船(読み)けいせん

精選版 日本国語大辞典 「繋船」の意味・読み・例文・類語

けい‐せん【繋船・係船】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 船舶をつなぎとめること。また、つなぎとめられた船。
    1. [初出の実例]「水遶凉台路不通 繋船避暑両三翁」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)五・画賛)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐秋日虁府詠懐詩〕
  3. 海運業不況のため、運送用の船舶の使用を中止し、港内につないでおくこと。また、その船。〔現代用語辞典(1925)〕

繋船の補助注記

係船」は「繋船」の書き換え。


つなぎ‐ぶね【繋船】

  1. 〘 名詞 〙 港湾河岸の杭(くい)などに綱でつなぎとめた船。また、入港して停泊した船。
    1. [初出の実例]「棹さしてそこともえやはつなき舟渡るつ浪は氷り果つつ」(出典:千首和歌太神宮法楽(1542)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android