精選版 日本国語大辞典 「繋船」の意味・読み・例文・類語
けい‐せん【繋船・係船】
- 〘 名詞 〙
- ① 船舶をつなぎとめること。また、つなぎとめられた船。
- [初出の実例]「水遶二凉台一路不レ通 繋船避レ暑両三翁」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)五・画賛)
- [その他の文献]〔杜甫‐秋日虁府詠懐詩〕
- ② 海運業が不況のため、運送用の船舶の使用を中止し、港内につないでおくこと。また、その船。〔現代用語辞典(1925)〕
繋船の補助注記
「係船」は「繋船」の書き換え。
《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...