山川 日本史小辞典 改訂新版 「織田長益」の解説
織田長益
おだながます
1547~1621.12.13
織豊期の武将・茶人。号は有楽斎(うらくさい)。信長の弟。本能寺の変後に信長の子信雄配下となり,のち豊臣秀吉に従う。関ケ原の戦では東軍に属して戦功があり,大和で3万石を与えられた。その後大坂城で豊臣秀頼を補佐し,徳川家康との折衝に尽力したが,大坂夏の陣直前に退城し,京都に隠棲。千利休の高弟で茶道有楽流の祖。茶室如庵(じょあん)(国宝)を作る。江戸屋敷跡に有楽町の名を残す。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報