織色(読み)オリイロ

デジタル大辞泉 「織色」の意味・読み・例文・類語

おり‐いろ【織(り)色】

染めた糸で織った織物の色。
縦糸横糸とで、色を変えて織った色合い緯白ぬきじろ麹塵きくじんなどの類。

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精選版 日本国語大辞典 「織色」の意味・読み・例文・類語

おり‐いろ【織色】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 染めた糸で織り上げた布帛の色。⇔染色(そめいろ)
    1. [初出の実例]「織色にうつさば段のつつじ哉〈重頼〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)二)
  3. (たていと)と緯(よこいと)と、色違いにして織ったもの。緯白(ぬきじろ)麹塵(きくじん)などの類。
    1. [初出の実例]「結(顕)紋紗之織色八具分 左四具紅代尺別弐百廿文宛」(出典:高野山文書‐文安六年(1449)六月日・高野山天野舞童装束注文)
  4. 浅葱色の濃いもの。
    1. [初出の実例]「江戸にては浅黄を織色と云」(出典:随筆・守貞漫稿(1837‐53)一七)
  5. そら色。〔御国通辞(1790)〕

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