デジタル大辞泉 「纏縛」の意味・読み・例文・類語 てん‐ばく【×纏縛】 [名](スル)1 しっかりしばること。きつくしばること。「男女関係の間に―され」〈岡本かの子・河明り〉2 仏語。煩悩ぼんのうにしばられて自由を失うこと。また、その煩悩。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「纏縛」の意味・読み・例文・類語 てん‐ばく【纏縛】 〘 名詞 〙① まといしばること。足かせをかけること。からみしばること。[初出の実例]「惟有二一日憂一纏二縛(てんハクス)其身一」(出典:文明本節用集(室町中))② 妻子・眷族(けんぞく)など、わが身を束縛したり、あしでまといになったりするもの。〔蕭子良‐浄住子・出家懐道門〕③ ( 「纏」は煩悩(ぼんのう)の一つ ) 仏語。煩悩に縛られて自由を失うこと。〔真如観(鎌倉初)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例