纏縛(読み)テンバク

デジタル大辞泉 「纏縛」の意味・読み・例文・類語

てん‐ばく【×纏縛】

[名](スル)
しっかりしばること。きつくしばること。
「男女関係の間に―され」〈岡本かの子河明り
仏語煩悩ぼんのうにしばられて自由を失うこと。また、その煩悩

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 項目

精選版 日本国語大辞典 「纏縛」の意味・読み・例文・類語

てん‐ばく【纏縛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. まといしばること。足かせをかけること。からみしばること。
    1. [初出の実例]「惟有一日憂(てんハクス)其身」(出典:文明本節用集(室町中))
  3. 妻子眷族(けんぞく)など、わが身を束縛したり、あしでまといになったりするもの。〔蕭子良‐浄住子・出家懐道門〕
  4. ( 「纏」は煩悩(ぼんのう)一つ ) 仏語。煩悩に縛られて自由を失うこと。〔真如観(鎌倉初)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「纏縛」の読み・字形・画数・意味

【纏縛】てんばく

しばる。

字通「纏」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む