罰利生(読み)ばちりしょう

精選版 日本国語大辞典 「罰利生」の意味・読み・例文・類語

ばち‐りしょう‥リシャウ【罰利生】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 冥罰と利生。衆生に対する神仏の罰と利益。仏罰功徳
    1. [初出の実例]「金次第にてばちりせうある国々を」(出典:黄表紙・啌多雁取帳(1783))
  3. 叱責慈悲。また、善悪のわきまえ。人間としての情をいう。
    1. [初出の実例]「ばちりしゃうある親方にて涙をとどめ」(出典:浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)上)
  4. ( 「罰(ばち)」を「撥(ばち)」に掛けて ) 撥さばきがたくみであること。また、その功徳。〔俳諧・類船集(1676)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む