デジタル大辞泉 「罷り成る」の意味・読み・例文・類語 まかり‐な・る【▽罷り成る】 [動ラ四]「成る」の謙譲語。ある状態にいたる。「僧法師にも―・り、なき御跡を訪とひ奉らん」〈古活字本平治・下〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「罷り成る」の意味・読み・例文・類語 まかり‐な・る【罷成】 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 「成る」の謙譲語。① ある状態にかわる。ある状態にいたる。[初出の実例]「観学院の藤英といはれはべりしかども、かんだちめのはしにまかりならずや」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下)② 行為の結果、できあがる。かなう。望みどおりになる。[初出の実例]「大師の申給けるは寛朝なればまかりなるにこそ侍れとぞ奏し給けるとなん」(出典:今鏡(1170)九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例