精選版 日本国語大辞典 「羅文」の意味・読み・例文・類語 ら‐もん【羅文・羅紋】 〘 名詞 〙① うすぎぬに織り出した文様。また、水や雲などのつくるそのような模様。[初出の実例]「山開二画障一当レ窓立 水乱二羅文一繞レ座流」(出典:田氏家集(892頃)上・過田大夫荘呈船秀才)[その他の文献]〔北史‐流求伝〕② 硯(すずり)の、①に似た模様のあるもの。〔蘇軾‐万石君羅文伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の羅文の言及 【有職文様】より …また,菱形を二重,三重に重ねた入子(いれこ)菱,菱の先端を互いに接しその接点に小型の菱文を置いた幸菱(さいわいびし)(千剣菱(せんけんびし))もある。(3)襷(たすき)文 斜線が交差した文様で,羅文,菱格子ともいわれる。3本ずつの斜線で構成されるものを三重襷文と呼んでいる。… ※「羅文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by