錯綜(読み)サクソウ

デジタル大辞泉 「錯綜」の意味・読み・例文・類語

さく‐そう【錯×綜】

[名](スル)物事が複雑に入り組んでいること。入り交じって混乱すること。錯雑。「事件に関するさまざまな情報が錯綜している」
[類語]しっちゃかめっちゃかはちゃめちゃ乱雑雑然乱脈紛然紛紛繚乱蕪雑ぶざつ狼藉卍巴まんじともえ不統一ごっちゃごちゃごちゃごしゃごしゃごじゃごじゃごたごためちゃくちゃまぜこぜ支離滅裂かなえの沸くが如し上を下へ蜂の巣をつついたよう押すな押すな押し合いへし合い混乱錯乱混沌複雑煩雑はんざつ煩瑣はんさ錯雑面倒厄介ややこしいしち難しい入り組む込み入る手が込む難しい交錯混線混同混交混迷ごた混ぜごちゃ混ぜどさくさこんがらかる紛れる煩わしい難儀煩多世話手数てすう・てかずうるさい面倒臭いやかましいくだくだしいうっとうしいこうるさい気詰まりしち面倒しち面倒臭い気が重い気が進まない気乗り薄うんざり億劫おっくう渋る投げ遣り大儀懶惰らんだ横着怠慢怠惰不精懈怠けたい世話が焼ける手が掛かる冗長繁簡もつれる入り乱れる紛糾乱雑雑然

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精選版 日本国語大辞典 「錯綜」の意味・読み・例文・類語

さく‐そう【錯綜】

  1. 〘 名詞 〙 物事が複雑に入りくむこと。入りまじってどれがどうなっているかわからなくなること。交錯。錯雑。
    1. [初出の実例]「赤壁の風や月や玉堂の雲や霧や錯綜して一律に作て窮達を詠ぞ」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)二)
    2. [その他の文献]〔易経‐繋辞〕

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普及版 字通 「錯綜」の読み・字形・画数・意味

【錯綜】さくそう

入りまじる。綜合する。〔易、辞伝上〕參伍して以て變じ、其の數を錯綜す。其の變をじて天地し、其の數を極めて天下の象を定む。天下の至變に非ずして、其れ孰(たれ)か能く此れに與(あづか)らん。

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