美術品競売(読み)びじゅつひんきょうばい(その他表記)art auction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「美術品競売」の意味・わかりやすい解説

美術品競売
びじゅつひんきょうばい
art auction

絵画彫刻工芸などの美術作品競売すること。公的あるいは私的な美術品収集が頻繁に行われるに従って,17世紀以来美術品の公的なせり売りが行われだした。おもに個人コレクションの作品の売買が主であるが,次第に国際的な規模で行われるようになり,特定の市場あるいは大規模な競売では,しばしば美術品競売カタログが作られるので美術史研究にも重要な資料となっている。 (→画商 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android