むら‐しぐれ【群時雨・叢時雨・村時雨】
- 〘 名詞 〙
- ① ひとしきり降り過ぎる時雨。ひとしきり降ってはやみ、やんでは降る初冬の小雨。《 季語・冬 》
- [初出の実例]「月影の雲がくれにしこのやどにあはれをそふるむらしくれ哉」(出典:伊勢大輔集(11C中))
- ② 日本橋で売り出されていた甘納豆の商品名。
- [初出の実例]「日本橋栄太楼の甘名納豆・村時雨(ムラシグレ)」(出典:東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉中)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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