菓子の分類からいえば砂糖漬けに入る豆菓子の一種。江戸時代末期には存在したという説(日本食品事典)と、明治初年、東京・日本橋西河岸の菓子商栄太楼(えいたろう)の細田安兵衛の創製という説(大言海)がある。一方『明治東京逸聞史』明治41年(1908)の項では、11月に発刊された『日本百科大辞典』が甘納豆について、「東京で、近年甘納豆を製(つく)り出した」と説明していることを紹介している。江戸末期にあったとしても良品はなかったと思われる。甘納豆の名称は、遠州名物浜納豆(浜名納豆の略。静岡県浜名湖畔、現在の浜松市北区三ヶ日(みっかび)町の大福寺でつくられた納豆)になぞらえたものとする見方は各説とも一致している。浜納豆の形状を元にしてつくられた甘納豆も、当初はアズキ、ササゲが主流であったが、いまでは素材を広げて、エンドウ、ソラマメ、インゲンマメ(ウズラマメ、キントキマメ)のほか、栗(くり)甘納豆もつくられている。製造法は、これらの豆類や、むき栗を蜜漬(みつづ)けにしたのち、丹念に煮詰めて白砂糖をまぶす。製造に際しては、十分に素材のあくを取り除き、豆の皮が破れないように煮る。製品はべとつかず、しかも適当にしっとりしていなければ良品ではない。
[沢 史生]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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