小雨(読み)コサメ

デジタル大辞泉 「小雨」の意味・読み・例文・類語


しょう‐う〔セウ‐〕【小雨】

少し降る雨。こさめ
[類語]霧雨小雨こさめ糠雨小糠雨

こ‐あめ【小雨】

こさめ」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「小雨」の意味・読み・例文・類語

こ‐さめ【小雨】

  1. 〘 名詞 〙 こまかく降る雨。こぶりの雨。細雨。こぬか雨。こあめ。→雨(さめ)
    1. [初出の実例]「微雨(コサメふ)る」(出典日本書紀(720)皇極元年六月庚子(岩崎本訓))
    2. 「小雨ふる葛飾早稲を刈るままに民の袖さへうるほひにけり〈顕昭〉」(出典:六百番歌合(1193頃)秋中・六番)

しょう‐うセウ‥【小雨】

  1. 〘 名詞 〙 すこし雨の降ること。また、その雨。こさめ。
    1. [初出の実例]「虚閣空廊雲冉々、疎煙小雨晩凄々」(出典:蕉堅藁(1403)南山新居故人持筍茗見贈遂留之宿)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐夜雨詩〕

こ‐あめ【小雨】

  1. 〘 名詞 〙こさめ(小雨)
    1. [初出の実例]「こかぜ吹き、こあめのさっと到り来るとき」(出典:四河入海(17C前)一二)

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普及版 字通 「小雨」の読み・字形・画数・意味

【小雨】しようう

小さめ。

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