初冬(読み)ショトウ

デジタル大辞泉 「初冬」の意味・読み・例文・類語

しょ‐とう【初冬】

冬の初め。はつふゆ 冬》
陰暦10月の異称孟冬もうとう
[類語]孟冬

はつ‐ふゆ【初冬】

冬の初め。しょとう。また、陰暦10月の異称。 冬》「―や日和になりし京はづれ/蕪村

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精選版 日本国語大辞典 「初冬」の意味・読み・例文・類語

しょ‐とう【初冬】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 冬のはじめ。はつふゆ。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「雖積未尺、須賀初冬瑞気呈」(出典凌雲集(814)和菅清公賦早雪〈嵯峨天皇〉)
    2. 「浪々のふるさとみちも初冬かな」(出典:山廬集(1932)〈飯田蛇笏〉昭和六年)
    3. [その他の文献]〔白居易‐詩題〕
  3. 陰暦一〇月の異称。《 季語・冬 》 〔いろは字(1559)〕
    1. [初出の実例]「長月の末都を立て、初冬のみそかちかきほど、沼津に至る」(出典:俳諧・雨の日数(1737))

はつ‐ふゆ【初冬】

  1. 〘 名詞 〙 冬の初め。陰暦一〇月。しょとう。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「冬の始の心ならば 冬のきて、はつ冬」(出典:連珠合璧集(1476頃)下)

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