義務教育費国庫負担制度(読み)ぎむきょういくひこっこふたんせいど

知恵蔵 「義務教育費国庫負担制度」の解説

義務教育費国庫負担制度

教育機会均等とその水準維持目的として、公立の義務教育諸学校の教職員給与について、都道府県が負担した経費一部を国が負担する制度。2004年度に、国が負担すべき額の総額を確保し、その使い方については地方裁量にゆだねる総額裁量制が導入された。06年度から負担比率は2分の1から3分の1に切り下げられ、減額分は都道府県に税源移譲されることになった。

(新井郁男 上越教育大学名誉教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android